2013年9月29日(日)
核問題解決へ外交追求
米とイラン大統領 電話で表明
【ニューヨーク=島田峰隆】オバマ米大統領は27日、イランのロウハニ大統領と電話会談し、イランの核開発問題について協議したことを明らかにしました。ホワイトハウスでの会見で語りました。両国大統領が直接言葉を交わすのは、1979年のイラン革命以来初めてです。
オバマ氏は「われわれはイランの核開発計画をめぐる合意実現のための努力について議論した」と発言。「私は問題解決の基盤があると信じている」「われわれは外交を追求する責任がある」と語り、外交を通じて核開発問題の解決を目指す姿勢を強調しました。
ロウハニ大統領も、ツイッター上で27日、「政治的な意思があれば、核問題を迅速に解決できる」とオバマ氏に伝えたことを明らかにしました。会話の中で両氏は、イランと国連安保理常任理事国にドイツを加えた6カ国が参加して10月に行われる予定の核問題協議で進展が生まれることへの期待感を互いに共有したといいます。
米政府筋によると、電話会談はロウハニ氏側からの要請によるもので、27日午後に約15分間行われました。