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2013年10月3日(木)

TPPから食と命・暮らし守る

JA全中・生協などが集会

「秘密交渉だ」共同広げ阻止

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 安倍晋三内閣が参加した環太平洋連携協定(TPP)交渉の合意に向けて、閣僚会合(3日)や首脳会合(8日)が開かれようとするなか、「TPPから『食と暮らし・いのち』を守り『国会決議の実現』を求める全国代表者集会」が2日、東京・日比谷野外音楽堂で開かれました。


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(写真)TPPから食と暮らし・いのちを守り国会決議の実現を求める集会に集まった各地の代表者=2日、東京・日比谷野外音楽堂

 風雨のなか、3000人以上が参加。国民に秘密で交渉が進み、農林水産業、食の安全・安心、医療制度を壊し、主権を侵害するTPPは認めないとの決議を採択しました。

 全国農業協同組合(JA全中)や生協など消費者団体が実行委員会をつくり開催したものです。

 代表してあいさつしたJA全中の萬(ばん)歳(ざい)章会長は、アメリカがTPPの「年内妥結」を求めている重大な状況のなかで、4月の国会決議に明記している農林水産分野の重要5品目などの「聖域」確保や交渉内容の情報公開がないとし、「きわめて問題だ。国民を裏切るな」と批判。国民各層との連携を強調し、「食と命、暮らしを守り次世代につなげる運動に全力をつくす」との決意を表明しました。

 各界の9氏がTPPの危険を告発し、阻止への共同を呼びかけました。岩手県生活協同組合連合会の吉田敏恵専務理事は「復興で頑張っているのにTPPで壊滅的打撃を受ける」と語り、主婦連合会の山根香織会長は「食卓に大きな不安をもたらす」と発言。福岡県議会の松尾統章議長は「交渉から撤退する覚悟を持つべきだ」とのべ、「TPP参加交渉からの即時脱退を求める大学教員の会」の醍醐聰東大名誉教授は、「大規模な共同集会を計画している。協力を」と呼びかけました。

志位委員長が連帯あいさつ

 日本共産党、自民、公明、民主、生活、社民の各党があいさつしました。共産党の志位和夫委員長は「農業、医療、食の安全、国民生活を土台から壊し、日本を丸ごとアメリカに売り渡すTPPに断固反対し、みなさんとともに最後まで頑張りぬく」と訴えました。

 (志位委員長あいさつ)


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