2013年10月10日(木)
秘密保護法阻止へ全力
きょう勉強会 成功に尽力
穀田氏が会見
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日本共産党の穀田恵二国対委員長は9日、国会内で記者会見し、安倍政権が15日召集の臨時国会に提出を狙う秘密保護法案の「概要」に対する見解を問われ、「日本版NSC(国家安全保障会議)設置法案と表裏一体の法案であり、提出をやめさせ、成立を阻止する立場で全力を挙げる」と表明しました。
同法案の重大な問題点について穀田氏は4点をあげました。
(1)特定秘密の指定対象が広範できわめてあいまい。政府側の恣意(しい)的判断でいくらでも拡大されかねない。
(2)懲役10年などの重刑が科され、公務員だけでなく、民間業者、家族・友人、ジャーナリストまで処罰されかねず、憲法が保障する言論・表現の自由、国民の知る権利に対し致命的な打撃を与える。
(3)特定秘密を扱う者に対する「適性評価制度」と称する思想・身上調査でプライバシーが著しく侵害されかねない。
(4)国会に特定秘密を提供する条件として非公開の秘密会が要求され、国会議員や国会職員も秘密漏えいの処罰対象となり、国民を代表する国会の行政監視機能の役割を無視する。
穀田氏は、日本共産党と民主、みんな、生活、社民などの各党と無所属の超党派議員と市民による秘密保護法案を考える勉強会が10日午後3時から参院議員会館講堂で開かれることを紹介。日本共産党としても「成功のために尽力したい」と表明しました。