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2013年10月11日(金)

原水協要請団 国連に核兵器全面禁止署名

上級代表に提出 “重要な取り組み”

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(写真)アンゲラ・ケイン軍縮問題担当上級代表(右から2人目)に要請する原水協代表団=9日、ニューヨーク(島田峰隆撮影)

 【ニューヨーク=島田峰隆】原水爆禁止日本協議会(日本原水協)の「核兵器廃絶2013年国連要請代表団」(9人)は9日、国連本部内で、アンゲラ・ケイン軍縮問題担当上級代表、軍縮・国際安全保障問題を扱う国連総会第1委員会のイブラヒム・ダバシ議長(リビア)とそれぞれ会見し、核兵器廃絶へ国連がいっそう力を発揮するよう求めました。

 代表団はケイン氏に「核兵器全面禁止のアピール」署名(新アピール署名)が7日までに328万6166人分集まったことを報告し、署名の目録を手渡しました。

 ケイン氏は「素晴らしい数ですね。人は時間がたつと核兵器でどんなひどいことが起きたか忘れてしまいます。皆さんがそれを思い起こさせる活動を続けていることは核兵器廃絶へ向けて本当に重要です」と強調しました。

 代表団が「2015年の核不拡散条約(NPT)再検討会議には前回10年の時(約700万人分)を超える数の署名を届けたい」と語ると、「これからも頑張ってください」と激励しました。

 代表団は、集まった署名のうち自治体首長・議会代表の署名の現物をダバシ議長に提出。「広島と長崎の被害を経験した日本国民の核兵器廃絶を求める願いとして署名を受け取ったことを第1委員会で伝えてほしい」と要請しました。

 同議長は「大変大切なものを受け取りました。署名は核兵器のない世界をつくりたい人々の意思を明確に示すものであり、第1委員会の課題遂行の力強い支援になります。委員会のメンバーに必ず伝えたい」と語りました。

 また「国連は非政府組織(NGO)の力を必要としています。皆さんの活動に感謝し、続けていただくことを希望します」と強調しました。


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