2013年10月16日(水)
「戦争する国」に連動
秘密保護法案反対で集会
安倍政権が臨時国会に提出をねらう秘密保護法案に反対する院内集会が15日、国会内で開かれ、約90人が参加しました。法律家や労働組合、ジャーナリスト、女性組織などでつくる「STOP! 秘密保護法共同行動」の主催です。
清水雅彦・日本体育大学准教授は、日本版NSC(国家安全保障会議)設置法案や改憲など、戦争する国づくりの動きと「連動している」と指摘。「国民に何も知らせず、国家中心で物事を決める体制づくりが着々と進んでいます。こうした動きを止めるためには、秘密保護法を今止めることが非常に重要です」とのべました。
田島泰彦・上智大学教授は「情報源を厳罰に処すというのが法案のミソ。政府・行政機関は情報を出さなくなり、取材もできなくなる。『メディアは規制されない』という見方は大間違いです」と発言。
自由法曹団の森孝博弁護士は「私たちの目、耳、口をふさぐ法案で、絶対に認められない」。
毎日新聞の臺宏士氏は、東京電力福島第1原発の事故で、真実を伝えるためにジャーナリストらが行ってきた潜入取材なども認められなくなると話しました。
日本共産党の赤嶺政賢衆院議員、仁比聡平参院議員も連帯のあいさつをのべました。