2013年11月16日(土)
秘密保護法案
女性の力で廃案に
荻原・雨宮さんら呼びかけ
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文化人、法律家、国会議員など各界で活躍する女性らが15日、秘密保護法案に反対する記者会見を国会内で開きました。経済ジャーナリストの荻原博子さんや、作家の雨宮処凛さんらが「女性の力で法案をつぶそう」と呼びかけました。
会見したのは荻原さん、雨宮さんのほか、日弁連秘密保全法制対策本部事務局次長の藤原真由美さん、国際人権NGO「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」日本代表の土井香苗さん、アイドルグループ「制服向上委員会」会長の橋本美香さん、原子力資料情報室の澤井正子さん、東電株主代表訴訟の木村結さんらです。
荻原さんは、「悪いことを闇から闇へ隠す」ものだと法案を批判。政府が狙う集団的自衛権行使の容認にも触れて、「日本の行く先はどうなっていくのか」と危機感を語りました。
雨宮さんは、原発ゼロや反貧困の運動に加わりながら取材・執筆する自身の活動を紹介し、「何が秘密か、何が自分の身を危険にさらすか分からない。これでは多くの人が萎縮してしまう」と訴えました。
藤原さんは日弁連が同日発表した会長声明を手に、国際基準に照らしても異常な法案だと解説。橋本さんは「一人ひとりが、とてもこわい法案だと知って、声をあげよう」と訴えました。
日本共産党の田村智子参院議員が出席し、「超党派の運動を広げて、修正協議ではなく廃案に」と提起しました。社民党の福島瑞穂参院議員が司会し、民主党の辻元清美衆院議員、生活の党の小宮山泰子衆院議員、新党大地の鈴木貴子衆院議員も発言しました。