2013年11月17日(日)
日本は特別「化石賞」
NGOら「失望した」
日本が15日に発表した温暖化ガスの新しい目標について、現在ポーランドのワルシャワで開かれている国連気候変動枠組み条約第19回締約国会議(COP19)の参加国やNGOから「失望した」「野心的な目標を再提出すべき」などと批判が起きています。
COP19の会場では、気候変動問題に取り組む世界90カ国・700以上のNGOのネットワーク「CAN」が、日本に対し、交渉を後退させた国に授与する「化石賞」の特別賞を贈りました。
安倍政権は、2020年までの温室効果ガス排出量を05年比で3・8%削減する新たな目標を決定しました。京都議定書の基準年である1990年比に直すと3・1%増となり、温暖化対策を放棄するものだとの批判が、国内外から起きています。