2013年11月17日(日)
2013年日本平和大会開会集会
対話促し平和の北東アジアへ
緒方副委員長があいさつ
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日本共産党の緒方靖夫副委員長は15日、山口県岩国市で開会中の「2013年日本平和大会」の開会集会で来賓あいさつし、各地の平和運動への連帯と、アジアの平和構築に向けた党の方針を表明しました。
緒方氏は、安倍政権が成立を狙う秘密保護法案について、国民の権利を侵害し、日本を「海外で戦争する国」に変える「国民抑圧体制づくりになるもの」と指摘。自身が警察による電話盗聴とたたかい、11年にわたる法廷闘争をへて勝訴した経験にふれ、「警備公安警察の権力を増大させる希代の悪法を阻止するため、この大会を通じて全国に声を発信しましょう」と力を込めました。
アジアの平和に向けては、党が第26回大会の決議案で提起した「北東アジアの平和協力構想」を紹介。(1)武力行使の放棄、紛争の平和解決のための対話と協力の促進などの取り決めづくり(2)6カ国協議を北東アジアの平和と安定の枠組みに(3)領土問題での外交的解決の取り決め(4)日本の侵略戦争と植民地支配の反省―の4点をあげ、これをもってアジア諸国に働きかけるイニシアチブを進めていく考えだと述べました。
「憲法を平和とくらしに生かし、発展させるたたかい」の強化を求める中、緒方氏が「日本国憲法は、世界へのパスポートだと確信している」と述べると、会場は賛同の拍手で応えました。