2013年11月17日(日)
外部委託は高リスク
特別会計改革法案成立 佐々木氏反対
衆院財務金融委
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特別会計改革法案が7日、衆院本会議で可決し通過しました。日本共産党は反対。
採決に先立つ衆院財務金融委員会の質疑(6日)で日本共産党の佐々木憲昭議員は、外国為替特別会計(外為特会)の外貨資産の運用を民間金融機関に委託できるようにする同法案の問題点に言及。民間金融機関への外部委託を中止した日本銀行の例を示し、不安定な国際金融情勢を考慮して従来以上に安全性・流動性を重視していることを指摘。日銀とは逆に外部委託を開始するのはやめるべきだと迫りました。
麻生太郎財務相は「運用益もある」としたうえで「外部委託によって取引やリスク管理に関する知見を活用して運用効率の向上を図る」と答弁。佐々木氏は「そうなると外部委託でかかる手数料以上の利益を出さなければならない。高い収益性を確保するための運用になり、リスクが高まる」と批判。日銀の資産運用方針を見習うべきだと指摘しました。