2013年11月18日(月)
国家戦略特区 暴走に歯止めかからず
衆院内閣委 佐々木氏が追及
日本共産党の佐々木憲昭議員は15日の衆院内閣委員会で、国家戦略特区では「(規制改革推進派が)暴走したら歯止めがかからない」と政府をただしました。
国家戦略特区は、首相を議長とする「特区諮問会議」が地域選定と導入する規制改革メニューを決定し、「特区会議」が詳細な事業計画をつくる仕組みになっています。
佐々木氏は、特区諮問会議と特区会議での議論の経過と内容の全てが開示されるのかと追及。新藤義孝総務相は「法律で会議の公開に対する規定はおいていない」と答えました。
佐々木氏はさらに、特区諮問会議、特区会議での決定に規制緩和の対象となる関係閣僚の関与や、規制緩和で環境や労働面に悪影響が出た場合、「事業の変更や中止を求める道筋はあるのか」とただしました。
新藤総務相は「意思決定はかかわらない」と関係閣僚が決定からは排除されていることを強調。規制緩和による悪影響も「国民に対して問題が出るようなものを政府がやれるわけがない」などと開き直りました。