2013年11月19日(火)
被災生産者 国は万全の支援を
参院農水委 紙議員が迫る
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日本共産党の紙智子参院議員は12日、農林水産委員会で、東京電力福島第1原発事故と東日本大震災で被害を受けた生産者に国が万全の支援をするよう求めました。
紙氏は、出荷停止中の福島県名産の干し柿「あんぽ柿」について、「放射線量が低く『加工を再開できるほ場』では東電の賠償手続きに時間がかかり年内に支払われる保証がない。年内に賠償するよう東電を指導すべきだ」とただしました。
経済産業省資源エネルギー庁の後藤収審議官は、「支払いの迅速化を進めたい。適切な指導をしたい」と答えました。
コメの生産者が取引先の要請で土壌検査などを行った場合、東電は福島県がコメの全袋検査を行っているとして「出荷時の検査は不要」と賠償拒否しています。紙氏は、「東電が賠償するよう求めるべきだ」と迫りました。
後藤審議官は、「状況をよく伺った上で、適切に東電を指導したい」とのべました。