2013年11月29日(金)
竹中氏の起用は問題
特区諮問会議 山下氏が追及
参院内閣委
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日本共産党の山下芳生議員は26日の参院内閣委員会で、大企業のための規制緩和を進める国家戦略特区法案について質問しました。この中で甘利明経済財政担当相が、特区計画を作成する国家戦略特区諮問会議の議員として、人材派遣大手・パソナ会長の竹中平蔵氏の起用を考えていると発言した問題を取り上げ、自ら進めた規制緩和で利益を得る業界に身を置く同氏を起用すべきでないと主張しました。
甘利担当相は、「特区を提唱された方なので」とかばい、規制緩和による非正規雇用の増大について「失業率は下がった。どんな形でも雇用をつくることが大事だった」と正当化しました。
山下氏は、竹中氏が現在でも“正社員を解雇しやすくするようにルールを改正すべきだ”と繰り返し発言していることをあげ、「規制緩和で利益を得る業界の人物を、特区を作成する会議の真ん中に入れるべきではない」と迫りました。