2013年12月10日(火)
TPP 命より大企業の利益優先
東京 交渉撤退求め集会・デモ
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環太平洋連携協定(TPP)交渉からの撤退を求め、「これでいいのか?! TPP大行動」が8日、東京・日比谷野外音楽堂で開かれました。「日本の主権と食の自給を脅かし、食の安全、いのちと健康よりも、大企業の利益を優先させるTPPを、絶対に認めることはできない」とのアピールを採択。2700人が銀座までパレードしました。
TPPの年内妥結に向けて閣僚会合が開かれるなか、安倍晋三内閣は、農産物重要5項目を関税撤廃の例外とするなどの自民党公約に反して合意に突き進もうとしています。大行動は、主婦連合会、TPPに反対する弁護士ネットワーク、TPP参加交渉からの即時脱退を求める大学教員の会が呼びかけ、賛同団体は156になりました。
山根香織主婦連会長が「暮らしを脅かすTPPを、内容も秘密のまま、無理やり妥結させるなどもってのほか」と訴え、醍醐聰東大名誉教授が「主権者の世論の底力を見せる時だ。おごれるものは久しからずの戒めを思い知らせよう」と呼びかけました。
全国農業協同組合中央会の馬場利彦参事が連帯あいさつ。日本医師会の横倉義武会長、マレーシアのマハティール元首相のメッセージが紹介されました。
日本共産党の紙智子参院議員が連帯あいさつ、吉良よし子参院議員がデモ参加者を激励しました。