2013年12月10日(火)
選挙「1億円かかる」話題に
都議会委 猪瀬氏認める 仲介者交えて会食
東京都議会総務委員会は9日、猪瀬直樹知事が医療法人「徳洲会」グループから5000万円を受け取っていた裏金疑惑で集中審議を行いました。この日は自民党、公明党が質問し、日本共産党は10日に質問します。
猪瀬氏は答弁で、徳田虎雄前理事長の次男の徳田毅衆院議員=自民党を離党=から5000万円の提供を受けた6日前に、仲介者も交えて会食し、都知事選資金が約1億円かかることが話題になったことを認めました。
答弁によると、猪瀬氏は都知事選直前の昨年11月6日に神奈川県鎌倉市内の病院を訪問して虎雄氏に面会しました。その8日後の14日、仲介者の右翼団体「一水会」木村三浩代表とともに、毅氏と港区内で会食。この時、毅氏と木村氏との間で「選挙費用は1億円かかる」との話題になり、事務所の運転資金について不安があると話しました。
その5日後の19日に毅氏から猪瀬氏の携帯電話に「5000万円を用立てたから来てほしい」と呼び出しを受け、翌20日に5000万円を受け取りました。
この日の質疑の中で、虎雄氏と面会する前の10月17日、都が武蔵野徳洲会病院(西東京市、2015年2月開設予定)の開設を許可したことも取り上げられました。
猪瀬氏は、1年間、知事給与を返上すると表明しました。