2013年12月13日(金)
猪瀬都知事「まっすぐ帰宅」ウソだった
共産党の開示請求で判明
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東京都の猪瀬直樹知事が医療法人「徳洲会」側から受けた裏献金疑惑で、猪瀬氏が昨年11月に5000万円を受領した後、「真っすぐ自宅へ帰った」との説明がうそだったことが12日、日本共産党都議団が開示請求で都から入手した資料で明らかになりました。
猪瀬氏は10日の都議会総務委員会で、昨年11月20日の午後6時ごろ、タクシーを使って、衆院議員会館(千代田区)にある徳田毅衆院議員の事務所を訪れ、現金5000万円を受け取ったと説明。議員会館を出た後は「(他の事務所には)寄っていない。真っすぐ自宅へ帰ったと思う」と答弁していました。
しかし、日本共産党都議団の請求で開示された猪瀬副知事(当時)の公用車の運転日誌には、同日午後7時40分に、猪瀬氏の個人事務所がある港区内で猪瀬氏を乗せ、8時35分に自宅(町田市)まで運んだことを記載していました。
5000万円を受け取った目的や、受領日前日にわざわざ貸金庫を借りて現金を保管した理由など、猪瀬氏の答弁が二転三転する中、新たに虚偽説明が発覚したことで、疑惑がいっそう深まっています。