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2013年12月25日(水)

東電病院問題で猪瀬氏に公開質問状

共産党都議団

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(写真)辞職のあいさつに日本共産党都議団控室を訪れた猪瀬氏(左)に公開質問状を示す(前列右から)吉田、清水、大山各都議ら=24日午後1時10分ごろ、都庁

 日本共産党東京都議団(吉田信夫団長、17人)は24日、都知事を同日付で辞職した猪瀬直樹氏に対し、医療法人「徳洲会」からの5000万円裏献金をめぐる東京電力病院売却問題について、事実を明らかにすることを求める公開質問状を秘書を通じて渡しました。速やかに文書で回答することを求めています。

 党都議団は質問状で「徳洲会からの裏献金を受けていた問題で、真相を何ら明らかにしないまま辞任したことに、都民の怒りが広がっている」とし、「都政で二度とこうした問題を引き起こさないために、知事辞任にあたって真実を明らかにする」よう要求。東京電力病院売却をめぐる便宜供与疑惑について5点質問しています。

 質問状は▽都心への病院進出を悲願とする「徳洲会」前理事長の徳田虎雄氏と昨年11月に面会した際の会話の内容▽5000万円の提供が東電病院取得への協力への期待が込められていたことは明らかだ。どう認識していたのか▽なぜ突然、東電病院に関心を持ったのか。東電病院に関心を持ち、知事本局に指示をした2日前に、虎雄氏との面会を仲介した「一水会」の木村三浩代表の訪問を受けているが、何を話し合ったのか―を質問。

 また、都議会総務委に提出した一部黒塗りの資料によると、猪瀬氏が出席した都と東電との会合で、東電病院売却・入札の経過について報告を求め、状況を把握していると指摘。総務委での「関知するところではありません」との答弁は明らかに虚偽答弁であるとし、明快な説明を求めています。

 猪瀬氏が徳洲会の意向に沿う形で東電に病院の売却を強く迫っていたことは、12月都議会で日本共産党が追及しましたが、猪瀬氏は虚偽答弁を繰り返していました。


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