2014年1月25日(土)
“原爆や水爆をたたきつけろ”
長崎知事選 共産に自民県議が暴言
2月2日投票の長崎県知事選で再選を狙う現職、中村法道候補(63)=自民・公明党推薦=の個人演説会で応援演説した県議会議長も務めたことがある自民党の宮内雪夫県議が、日本共産党を名指しして原爆・水爆をたたきつけろと暴言をはきました。
この暴言に抗議の声が広がっています。
23日夜、佐世保市で開かれた演説会で宮内氏が「共産党に一撃、二撃、三撃、もうこれ以上立ち上がることができないような、ドカーンと原爆や水爆をたたき付けるような力で選挙で決定していただきたい」と言い放ったものです。
知事選は日本共産党県書記長の原口敏彦候補(52)との一騎打ち。
宮内県議は地元紙の取材に「言葉の弾みで完全な失言。申し訳ない」と釈明しています。
長崎原爆被災者協議会の山田拓民事務局長は「言いようのない非常識な発言。心の中に気持ちがあるから言葉に出た。こういう人が県議会の議長までやったのかと思うとゾッとする」と話しました。
日本共産党県委員会は24日、自民党県連に抗議文を出し、暴言の撤回と謝罪を要求。佐世保市原水協(山下千秋理事長)と長崎被爆地域拡大協議会(峰松巳会長)も謝罪と議員辞職を求めました。