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2014年2月12日(水)

オール十勝でTPP阻止

北海道 食と農のつどいに300人

町村長・議長も 紙議員が報告

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 北海道十勝地方の中央部に位置する音更(おとふけ)町で11日、日本共産党十勝地区委員会が主催する「食と農のつどい」が開かれ、約300人が参加しました。19回目となるつどいには、近隣自治体の町村長や議長など、自治体関係者も多数訪れました。


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(写真)会場いっぱいに集まった参加者=11日、北海道音更町

 日本共産党農林・漁民局長の紙智子参院議員が国会報告し、TPP(環太平洋連携協定)について、アメリカ国内でも、参加に反対する動きもあり、議会で揺れているにもかかわらず、妥結を急ごうとしている安倍政権を批判したことを紹介。「国内の反対運動を強めましょう」と呼びかけました。

 北海道大学大学院農学研究院講師の東山寛さんが「TPPからの撤退を」と題して講演し、「日本の“聖域確保か交渉撤退”という条件と、アメリカの主張には大きな矛盾があり、そこを突いていく必要があります」と強調しました。

 参加した、十勝町村会会長の橋正夫本別町長は「TPP参加は農業だけでなく、国のあり方の問題です。全ての分野で、参加は国民のためになりません。『オール十勝』で反対しているのは、次の世代、子どもたちに夢のある十勝をバトンタッチしたい。だからわれわれの世代が頑張っていくという思いがあるからです」と感想を語りました。

 同じく「農業だけの問題ではない」という地元音更町の寺山憲二町長も「TPPは十勝全体ではね返したい」と決意を語りました。


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