2014年2月13日(木)
TPP阻止ご一緒に
紙議員が十勝で調査
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日本共産党農林・漁民局長の紙智子参院議員は12日、北海道の十勝地方で農業調査をし、音更(おとふけ)町の農業協同組合の組合長と懇談しました。
帯広市清川町で野菜や小麦を生産している農家は、輪作して畑の質を維持していける補償と、鳥獣被害の対策を充実することを要望しました。
幕別(まくべつ)町の酪農家は、乳価が労働や経費と見合っていないことを説明し、酪農を希望する若い人が参入できる支援の必要性を訴えました。
紙議員は調査後、JAおとふけを訪ね、笠井安弘組合長と懇談しました。
紙議員は、「安倍政権はTPP参加を見据えた“農政改革”を打ち出してきているが、現場の声を聞かせてください」とあいさつしました。
笠井組合長は、安倍政権が打ち出す改革案について、「怖いのは、TPP反対の意欲をそぐようなタイミングで出してきているところだ。実際農家がやっていけるのか、必要なのは、もっと先を見据えた政策だ」と指摘しました。
安倍政権が創設する「日本型直接支払い」や、これまでの補償制度について、「毎年のように変わって分かりにくい。結局は、生産した単価で生活していけるかどうかなので、もっと分かりやすく、農業を継続していけるものを」と話しました。
最後に紙議員は「TPP阻止に力を合わせましょう」と呼び掛け、笠井組合長は「よろしくお願いします」と応えました。