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2014年2月17日(月)

農業ハウス倒壊続出

共産党長野県委が被害調査

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(写真)ハウスの倒壊について実態調査する(正面左から)石坂、青木、武田、阿部の各氏。阿部氏の足元にあったハウス出入り口は右側に倒壊しました=16日午前10時、長野県中野市

 14日未明から降る雪は、長野県内で記録的豪雪となり、各地で死者・行方不明者が出ています。家屋の一部損壊や停電、高速道路の通行止め、鉄道の運休などの事態が発生し、住民生活の命を脅かすような事態になっています。

 県北部の中野市では積雪85センチを観測し、農業用ビニールハウスの倒壊が相次いでいます。日本共産党長野県委員会の雪害対策本部は16日午前、被害調査入りし、石坂千穂、武田良介両副本部長、青木豊一、阿部光則両市議が同行しました。

 「ギギギ」。不気味な音に目を向けると、天井がゆがみ始めました。屋根が落ち、10棟のハウス全てが北側に2メートルゆがみました。この間わずか数秒。ハウス内で作業していた男性(57)は、はって外に出てきました。

 1万4千株のイチゴを栽培するハウスは築28年。8年前に2800万円で補修したばかりでした。「これからが収穫だったのに」と肩を落とす男性。「年間売り上げ1千万円ほど。今年は収入が見込めそうにない。後を継いでくれる息子がいる。あきらめてもらうしかないかもしれない」

 男性(67)のブドウを栽培するハウス4棟が倒壊し、サクランボのハウス4棟の屋根が雪の重みで、太さ25ミリの鉄パイプが折れ曲がりました。「修理すれば鉄パイプとビニールで300万円。どうしたものか」。男性は頭を抱えました。

 4氏は池田茂市長に申し入れ、被害の実態調査や農家への支援を求めました。青木市議は「ハウスの築年数で線引きせず、被害状況に応じて支援をしてほしい」と求めました。

 党県委員会は唐沢千晶・県常任委員を本部長とする雪害対策本部を設置。事務局長は山口典久氏です。被害状況の把握や救援活動、行政への働きかけに取り組んでいます。


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