2014年2月19日(水)
TPP撤退勝ち取ろう
全国食健連が緊急行動
|
国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)は18日、参院議員会館前で、環太平洋連携協定(TPP)の閣僚会合が22日に開かれるのを前に、TPPからの撤退を求める緊急行動を行いました。
閣僚会合をめぐっては、甘利明TPP担当相が18日、「(重要)5項目中の品目が一つ残らず微動だにしないということでは交渉にならない」と述べるなど、「農産物重要5項目を守る」とした自民党の公約を裏切る動きが表面化しています。
全国食健連の坂口正明事務局長は「日米の多国籍企業の利益のために各国国民を犠牲にするやり方に各国で批判が広がっている」と強調。白石淳一農民連会長は「自民党は『ウソつかない』のポスターを掲げながら、公約を裏切った。もう撤退しかない。反対の声をさらに広げ、必ず撤退を勝ち取ろう」と語りました。
日本共産党の紙智子参院議員は甘利氏の発言を批判し、「公約の裏切りは絶対に許されない。決してあいまいにせず、徹底的に追及していく」と述べました。
アピール行動終了後、参加者は、衆参両院の農林水産委員に対し、「重要項目を守る」とした公約と国会決議の順守、TPP交渉からの撤退を政府に働きかけることを要請しました。