2014年3月1日(土)
共同でハウス再建 補助
雪害農家支援 紙議員要請に農水省
|
日本共産党の紙智子参院議員は28日、今冬の大雪で被害を受けた農家や自治体から寄せられた訴えを農林水産省に伝え、国の支援を強めるよう要請しました。農水省は、農家が共同でビニールハウスを再建する場合の費用を補助し、個人での再建についても自己負担を軽減する方針を示しました。
紙氏は25日に視察した埼玉県の被害を写真で農水省の担当者に示し、「ミニトマトの農家では、これから1000万円分を収穫するというときにハウスが倒壊した。苗や燃料の支払いで、いますぐ借金が生じる農家もある」と述べ、踏み込んだ支援を早く行うことが大事だと強調しました。
紙氏は、政府が24日に公表した支援策が党豪雪対策本部が求めていた被災ハウスの撤去・再建費用の補助を盛り込んだことを評価する一方、「費用の10分の3の補助では足りない。再建できない」と指摘しました。
農水省の担当者はハウスの撤去について、補助率の上乗せも検討していると答え、撤去を農業者が取り組めば労賃が支払われるとしました。再建についても、農家が5戸以上集まって共同で利用するのであれば費用を補助する仕組みを検討しているとし、農協などがハウスをリースする場合も対象になると述べました。
紙氏は、二重ローン対策についても具体化するように求めました。