2014年3月17日(月)
甘利氏の発言 公約違反
紙氏 決議通りTPP撤退を
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日本共産党の紙智子議員は13日の参院農林水産委員会の所信質疑で、大筋合意にも至らなかったTPP(環太平洋連携協定)閣僚会議を取り上げ、林芳正農林水産相の見解をただしました。
紙議員は、甘利明経済再生担当相が、フロマン米国通商代表との交渉後の記者会見で「関税で農産物5品目一つのこらず微動だにしないというなら交渉にならない」と発言したことを取り上げ、これは明らかに公約違反だと指摘。5品目を確保できないなら交渉離脱も辞さないというのが国会決議であり、林農水相は、決議に反する閣僚の発言をきちんと批判し、守らないなら、決議通り撤退するべきだと迫りました。
林農水相は、「甘利大臣の発言は承知している。国会の決議の解釈については政府として差し出がましいことは言わない。国会決議を踏まえて国益を守り抜く」と国会決議の解釈次第では、部分譲歩も可能との判断を示しました。