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2014年4月9日(水)

橋下大阪市長また女性蔑視

“経営者は愛人の2、3人を”

「冗談だ」と発言撤回を拒否

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 橋下徹大阪市長(日本維新の会共同代表)は7日夜、企業経営者らが参加した「維新の会」関係団体のシンポジウムで、市中心部を貫く御堂筋の規制緩和に関して「高層ビルの上3分の1はレジデンス(住宅)をオッケーにした。超高級なレジデンスを造ってもらいたい。財界のみなさん、住んでください。どうかみなさん、愛人2、3人住まわせて」と呼びかけました。

 橋下氏は「お金持ちが住んでくれれば高級な飲み屋が出てくる。レジデンスに愛人を囲う経営者も出てくる。そしたら、愛人専用の宝石店とか高級ブティックもくる」などと愛人居住による“経済効果”を説きました。

 この発言が報じられると市民から「またか」と批判の声があがりましたが、橋下氏は翌8日、記者団に「今回はしゃれ、冗談の極み」と発言を撤回しない考えを示しました。

これまでの暴言から

日本人の買春を「ODA」

「慰安婦制度、必要だった」

 橋下氏はタレント弁護士時代、日本人による中国人の買春について「ODA(政府開発援助)みたいなもの」と語り物議をかもしたことがあります。知事時代には「(大阪に)風俗街、ホテル街、全部引き受ける」などと発言。市長就任後も、旧日本軍による「慰安婦制度は必要だった」と言い放つとともに、米軍に「風俗業の活用」を勧め、世界中から批判されました。そのとき、「私は、疑問の余地もなく、女性の尊厳を大切にしている」と開き直っていたことでも知られています。

市長の資格なし

新婦人など4団体抗議

 新日本婦人の会大阪府本部など4団体の代表は8日午後、市役所を訪れ、橋下氏のたび重なる女性蔑視発言に強く抗議しました。

 新婦人府本部の川本幹子会長は、抗議文で、橋下氏が「慰安婦」暴言で世界中から批判を浴びたにもかかわらず何の反省もなく暴言を繰り返していることにふれ、「ただただあきれ果てるばかりだ」と指摘。「暴言を暴言と思わず、平然と女性蔑視の発言に終始する橋下氏には、市長の資格はない」と強調しています。


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