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2014年4月13日(日)

有明海再生 開門責任果たせ

諫早市で干拓問題シンポ

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(写真)漁業被害を象徴する今年収穫した色落ちしたノリ(右)=12日、長崎県諫早市

 諫早湾干拓事業潮受け堤防排水門(長崎県諫早市)の開門を求める支援者らでつくる「干潟を守る日in諫早2014」実行委員会は12日、諫早市でシンポジウム「どうなってるの諫早湾開門」を開き、約60人が参加しました。

 前日に佐賀地裁で出された、2カ月以内の開門と開門しない場合の制裁金を国に科す決定について、「よみがえれ!有明訴訟」弁護団の堀良一弁護士は「事態を収束させる第一歩」とのべ、開門を命じている福岡高裁確定判決(2010年12月)の重さを強調し、国のあいまいな態度と司法無視の長崎県の態度を批判しました。「農漁共存で開門できる段階的開門を堅持していき、有明海再生を実現させよう」とのべました。

 実行委員会の大島弘三氏は、島根県・中海干拓や韓国・順天(スンチョン)湾の事例を紹介し、豊かな干拓は観光資源としても価値があると報告しました。

 国に確定判決の履行と有明漁民への謝罪などを求める宣言文を読み上げ、採択しました。


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