2014年4月18日(金)
鳥インフル 十分な対策を
熊本 共産党県議ら現地調査
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熊本県多良木(たらぎ)町の養鶏場で高病原性の鳥インフルエンザが発生した問題で、日本共産党の松岡徹・熊本県議と久保田悦子・多良木町議らは17日、多良木町役場で現地の実情調査と要望の聞き取りを行いました。
鳥インフルエンザの発生で、約11万2000羽が殺処分され、鶏や卵の搬出や移動が制限されています。
松岡県議は「これからどこにでも起こりうる。それに備えて万全の対策をとっていくことが大事」と述べ、要望を聞かせてほしいと要請しました。
久保田善典副町長は「移動制限もあり、生産者の意向が把握できていない」と現状を話しました。要望として、マニュアルで決まっている消毒ポイントの補強を挙げました。口蹄(こうてい)疫発生の恐れや、今回の被害を契機にした離農や廃農の心配も出されました。
久保田町議は「補償の問題は被害にあった当事者にとって死活問題。納得いく補償になるか難しいことがある。次につなげていける形の十分な対策を」と訴えました。
松岡県議は「関連業者も含めた補助制度をチェックして、多良木町の要望も踏まえ、国や県に提案していきたい」と述べました。
橋田芳昭・党南部地区委員長、党人吉市委員会の本村令斗委員長、塩見寿子女性部長が同席しました。