2014年4月27日(日)
TPPは農業・雇用・医療・環境・民主主義・国家主権を壊す
米市民「即時撤退を」
【ワシントン=洞口昇幸】「TPPはやめろ!大企業中心主義ではなく民主主義を」―。日米両政府が交渉継続を強行する環太平洋連携協定(TPP)の問題で25日、ホワイトハウス近くにある米商工会議所前で、米市民がTPP交渉からの即時撤退を求め、シュプレヒコールを上げました。
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大きな横断幕やプラカードを持ちながら各参加者は、自由貿易協定であるTPPは、米国を含む世界の農業、雇用、医療、環境、民主主義や国家主権を破壊し、多国籍大企業の利益追求のためのものなどと発言しました。
日本にTPP交渉妥結の圧力をかける米商工会議所の建物を指差しながら抗議し、通りがかりの市民に「TPPをやめさせるために立ち上がろう」と呼びかけました。
元気に声を上げていた大学生のエレン・コーリガンさん(20)は、「各国の自由と民主主義は守られるべきです。労働者の保護基準を破壊するTPPを許してはいけません」と語っていました。