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2014年5月15日(木)

農家の多数切り捨て

「農政改革」法案審議入り 紙議員が告発

参院本会議

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 農家への「交付金」の廃止など所得削減策を盛り込んだ「農政改革」2法案が14日の参院本会議で審議入りしました。

 日本共産党の紙智子議員は「いかなる既得権益も無傷でいられない」とした安倍晋三首相の「農政改革」に向けた姿勢について、「農政はあっても、農民の姿、食料は国産でという国民の願いは見えない」「農業の成長産業化を口実に、大企業のビジネスチャンスにするもの」と指摘しました。

 コメ農家の経営を支えてきた「直接支払交付金」が今年度から半減され、2018年産で打ち切られます。紙氏は「最悪の所得削減策、農家つぶし」と告発。麦、大豆などで諸外国の生産条件の格差是正のために支払われていた「交付金」の対象を認定農業者などに限定する問題について、「多くの農家を切り捨てるつもりなのか」と追及しました。

 紙氏は、全農家の9割を占める家族農業支援の重要性を強調。食料自給率向上への目標を明確にすること、価格・所得補償こそ求められると主張しました。

 安倍首相は「家族農家と法人を同等に扱いしっかり支援する」と答えるにとどまりました。


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