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2014年5月18日(日)

まど

号砲の日 メディア幹部と

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 「安保法制懇」の報告書提出を受け、会見した安倍首相は、自民党石原派の政治資金パーティーに出席、あいさつした後、東京・西新橋の高級すし店に向かいました。

 ○…16日付各紙の首相の動静欄を調べてみると、2時間近い会食相手の顔ぶれは、新聞によってばらつきがあるものの、総合すると、時事通信社の解説委員、NHKの解説委員、「毎日」の特別編集委員、「朝日」の編集委員、「読売」の論説委員長、日本テレビの報道局長となっています。

 ○…このすし店のホームページによれば、お座敷は1万円からとなっていますが、平和憲法を壊し、戦争する国づくりの“号砲”が鳴らされたともいえる日に、首相と飲食をともにしながら、どんな会話を交わしたのか―。同僚が16日付1面で、「集団的自衛権の行使とは、他国を守るために戦争をすることにほかならない」(「朝日」政治部長)、「自衛隊の活動に歯止めがかからなくなり、米国が始める戦争に限りなく付き合うことになるリスクを抱えている」(「毎日」同)と警鐘を鳴らしているなか、見識が問われます。

 ○…戦前、軍部と一体となって国民を侵略戦争にかりたてたことの反省が、戦後マスコミの出発点のはずです。権力へのすりよりは、自制があってしかるべきでしょう。(忠)


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