2014年6月22日(日)
安倍政権の暴走と対決する共産党に期待と共感広がる
川崎・中原演説会 志位委員長訴え
ポスター見て初参加も
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日本共産党の志位和夫委員長を迎えて20日夜、川崎市中原区で開かれた党演説会。会場のエポックなかはらのホール(定員900人)は聴衆でいっぱいになりました。志位氏の語りかけるような訴えに、力強い拍手が何度も起こり、憲法と暮らしを壊す安倍政権の暴走政治にストップをかけ、来年のいっせい地方選挙で必ず共産党を勝利させようとの熱気に包まれました。
志位氏は、共産党が躍進した昨年の参院選で「一番票を伸ばしたのは神奈川県です」と紹介。「いっせい地方選挙での全員当選で、この躍進をさらに大きく花開かせてください」と呼びかけました。
安倍政権の暴走政治を告発し、共産党の抜本的対案をわかりやすく話した志位氏は「国会が今日閉会したのですが、二つ大事な報告があります」。一つは、共産党がブラック企業規制法案を国会に提出後、厚労省が5000社以上の立ち入り調査を行うなど「法案にそくした共産党の論戦が政治を動かしました」。もう一つは、共産党の論戦と国民のたたかいで「労働者派遣法大改悪案が審議未了・廃案になりました」。この報告に会場からどよめきと大きな拍手が起こりました。
志位氏は、共産党と広範な国民との共同が大きく広がり、信頼が深まっていることを語り、聴衆にこう訴えました。「私たちは綱領、歴史、草の根の力、三つの力の源に確信をもって、さらなる躍進に挑戦する決意です。ご一緒に新しい日本の世直しに取り組もうではありませんか」。会場から「がんばろう」「いいぞ」の声が飛びました。
演説会では、君嶋ちか子県議予定候補、川崎市議予定候補3氏が決意を表明。聴衆は候補者名を書いたうちわを振るなどして応えました。
高齢者施設で働く男性(29)は、演説会の告知ポスターを見て初参加。「生活保護や年金だけで暮らす人が多い高齢者に(介護保険の利用料)『1割増』は重い。負担を減らす政治に変えてほしい」と期待を寄せました。
共産党の演説会に初めて参加した女性(26)は「志位さんの話で、国民が憲法で国家を縛っていると初めて知りました。若者が戦争で血を流す日本にしてはいけないと思った」と話しました。