2014年6月23日(月)
戦地に送るな 若者憲法集会&デモ
集団的自衛権いらない
渋谷の街に共感広がる
安倍政権がねらう集団的自衛権の行使容認を許さず、憲法を守り生かそうと22日、若者たちが東京都内で集会を開きデモ行進しました。「若者憲法集会」には全国から1056人が参加。渋谷の繁華街を行進した「命と自由を守る 若者憲法デモ」は出発当初500人ほどでしたが、沿道の反響が大きく、800人に膨れあがりました。主催は実行委員会。
デモでは、「守るぜ憲法」「若者を戦地に送るな」などと書かれたプラカードを掲げ、ラップやドラムのリズムにあわせて、「憲法守れ」「自由を守れ」と声をあげました。沿道から一緒にこぶしをあげる青年や、喫茶店からデモにむかって手を振る人の姿も。
ツイッターを見て訪れた男性(31)は、デモ初参加です。「アメリカがイラクに介入したのは無意味だったと思う。だから集団的自衛権には反対です。閣議決定した後に、後悔したくないので来ました」
長野県から参加した大学生の男性(20)は、「集団的自衛権も秘密保護法も、若者がいちばん反対しないといけない。地元でも憲法の大切さを広めたい」といいます。
沿道でデモの写真を撮っていた埼玉県川越市の女子大生(21)は「ツイッターで知ってデモを見るために来ました。安倍政権は暴走していると思う。こういう行動は、政治を考えるきっかけになります」。デモを見ていた東京都練馬区の男性(24)は「自分と同じ世代の人が声をあげるのはすごくいいことだと思う。次回もあればぜひ参加したい」と語りました。
デモに先立って開かれた憲法集会であいさつした日本民主青年同盟の田中悠委員長は、「自分たちの視点で憲法をとらえ、自分たちの言葉で憲法を発信する運動を全国に広げたい。憲法を生かす道こそ、僕たちが希望をもてる未来を開く道です」と語りました。
日本共産党の吉良よし子参院議員がデモ出発集会であいさつし、デモ行進しました。