2014年6月23日(月)
戦場で武器は“お守り”にならない
若者憲法集会
22日に東京都内で開かれた若者憲法集会の全体会は会場いっぱいの1000人を超える参加者で熱気にあふれました。
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イラク支援の高遠さんら訴え
シンポジウムで、イラク支援ボランティアを続ける高遠菜穂子さんと、明日の自由を守る若手弁護士の会の黒澤いつきさんが報告しました。
凄惨(せいさん)な戦場の実態を目の当たりにしてきた高遠さんは「戦場で武器は人の命を守る“お守り”にはならない」と、集団的自衛権行使の危険を指摘。「憲法9条を持つ平和の国、日本だからイラクの人たちに受け入れられて、支援もできた」と語りました。
黒澤さんは「私たちの人権や自由を守るために、国家権力をしばるのが憲法」と、ほかの法律との違いを紙芝居で分かりやすく紹介。憲法や政治を自分たちのこととして実感をもって考えてもらえるように伝えていることを紹介しました。
運動交流で、各団体・地域の代表が発言。福岡の代表は、憲法破壊に反対する安倍首相あての手紙140通を集めたと報告。滋賀の代表は、「憲法解釈だけを変えて、海外で武力行使することは絶対にゆるしてはならない」と語りました。
「命と自由のためにいっしょに声を上げよう」という集会アピールを採択しました。