2014年6月24日(火)
集団的自衛権の世論調査
平和と民主主義守る国民の思い示された
山下書記局長が会見
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日本共産党の山下芳生書記局長は23日、国会内で記者会見し、同日の「朝日」「共同」世論調査結果で、憲法解釈変更による集団的自衛権行使容認に反対が広がっていることについて、「反対世論が短期間で増大している」と指摘しました。
山下氏は、「与党協議という限定的な議論からも、『海外での武力行使』という問題の本質が毎日のように伝わるなかで、(反対世論の広がりは)当然の結果だ」と発言。「ここに憲法9条を大事にしたい、平和と民主主義を守りたいという国民のエネルギーの大きさが示されている」と主張しました。
山下氏は、イスラム過激派の活動で混乱状態が続くイラク情勢にもふれ「イラク戦争後の現状を見て、武力行使で問題を解決することはできないということを、多くの人が感じているのではないか」と述べました。
22日の若者憲法集会で1000人を超える若者が集い、デモ行進も大きく膨らんだことを紹介。「実際に戦場に送られる若者はじめ国民各層に、安倍政権の集団的自衛権行使容認への暴走に、強い抗議がおこっている。そういうなかで、与党だけで一片の閣議決定で行使容認をするという国民の願いも憲法も踏みにじる暴挙は、到底認められない」と述べ、閣議決定の中止を求めました。