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2014年6月28日(土)

自民・高村氏

意見書の地方議会を侮辱

“日本人ならもっと勉強しろ”

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 政府の憲法解釈を閣議決定で変更して集団的自衛権行使を容認しようとする動きに対して各地の地方議会が反対・慎重審議を求める意見書を可決しています。この動きについて、自民党の高村正彦副総裁は27日、国会内で記者団に対し、「地方議会でも日本人であればもっと勉強してもらいたい」と語りました。地方議会を侮蔑する発言であり、反発が広がるのは必至です。

 解釈改憲は、国会審議などを一切行わず、自公両党の密室協議で検討が進められています。これに対して、岐阜県議会や那覇市議会など、自公両党も賛成して可決された意見書も相次いでいます。

 ところが高村氏は「一つの閣議決定でこれだけ慎重にやったことはない。(集団的自衛権に関する)昭和47年(1972年)見解も与党の事前了解を取っていない」と発言。戦後60年以上続いてきた憲法解釈を変えて「海外で戦争する国」への大転換を、通常の閣議決定と同列視して正当化しました。


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