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2014年7月13日(日)

辺野古・内陸部にも新基地

米文書に明記、地元に説明せず

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 12日付地方紙の報道によると、米海兵隊普天間基地(沖縄県宜野湾市)に代わる同県名護市辺野古の新基地建設で、キャンプ・シュワブ沿岸部の埋め立てのほかに内陸部にも基地を建設する計画が米政府の内部文書(2008年作成)に示されていることが明らかになりました。

 このような計画は地元に説明されておらず、法律で定められている環境影響評価も行われていません。日本政府はこれまでも、弾薬庫エリアや強襲揚陸艦も接岸可能な港湾機能など、普天間基地にはなかった新機能を隠して基地建設を押し通そうとしてきました。今回の報道で、「後出しジャンケン」との批判が再び出るのは必至です。

 報道によれば、内部文書は、キャンプ・シュワブの間を走る国道329号内陸側の辺野古ダム貯水池周辺に新設される多数の施設を明記。日本政府はこれまで、この区域について「埋め立て土砂の採取区域」と説明しています。

 米海兵隊岩国基地(山口県岩国市)の滑走路沖合移設(10年運用開始)の場合、岩国市内の愛宕山を削って埋め立て土砂を採取し、跡地に米軍住宅を建設する計画になっています。辺野古も同様の方式を取っている可能性があります。

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