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2014年7月17日(木)

来月2日から原水爆禁止世界大会

核廃絶の決意 国際社会へ

主なプログラム決まる

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(写真)昨年の原水爆禁止世界大会・長崎のフィナーレで合唱する参加者たち=2013年8月9日、長崎市

 原水爆禁止2014年世界大会のおもなプログラムが決まりました。核不拡散条約(NPT)再検討会議が開かれる被爆70年の2015年をみすえて、被爆の実相を広げ、核兵器廃絶の決意を国際社会に示す大会となります。

 2〜4日の国際会議(広島市)は、世界大会の基調となる国際会議宣言をまとめる重要な会議です。世界の反核平和運動代表と日本の草の根運動の代表が、「核兵器のない世界」をめざす世論と運動づくりについて話し合う場となります。

非人道性を訴え

 2日の第1セッションでは「広島・長崎の体験と核兵器の非人道性、核兵器の全面禁止へ」をテーマに、被爆者、研究者、弁護士が特別発言をします。韓国の被爆者や世界の核被害者、福島第1原発事故被害者らの発言も予定しています。

 同日の第2セッションは、「核兵器のない世界へ 核抑止力論の克服、紛争の平和的解決、安全なくらしと環境」。米軍の世界戦略の影響を受けているフィリピン、韓国、沖縄の代表とアメリカの平和運動代表が発言します。

 3日の第3セッションは、核兵器廃絶にむけた展望を討論する「核兵器全面禁止条約、核兵器のない世界、平和運動と市民社会の役割」です。NPT再検討会議にあわせた国際共同行動の中心を担うアメリカ、国際平和ビューロー、日本の代表と、フランス平和運動、イギリスの核軍縮キャンペーン(CND)の代表が報告する予定です。

 4日の世界大会・広島開会総会では、全国で集められた「核兵器全面禁止のアピール」署名数を国連代表や各国政府代表に示し、被爆国民の決意を表明する「署名プレゼンテーション」をおこないます。全国各地のとりくみの発言、国連・海外代表のスピーチもあります。

政府代表ら発言

 6日は世界大会・広島閉会総会(ヒロシマデー集会)です。スペシャルプログラムは「被爆地広島から世界へ」。原爆投下直後の広島の映像・画像を交えて、被爆者の証言や、米国の核実験の被害を受け国際司法裁判所に核保有9カ国を訴えたマーシャル諸島外相の発言などをおこないます。核兵器の非人道性をテーマにした国際会議を12月に主催するオーストリアの大使も発言します。

 8日の世界大会・長崎国際交流フォーラムのテーマは「被爆70年、2015年NPTへ、政府と市民社会の対話」(案)です。オーストリア大使と、反核平和運動からアメリカと国際平和ビューローの代表、日本の代表が報告し、NPT再検討会議にむけた行動について議論を深めます。

 9日の最終日はナガサキデー集会。午前11時2分の原爆投下時刻に参加者全員で黙とうします。ヒロシマデー集会と同じく、スペシャルプログラムで被爆者や核被害者の証言を聞き、政府代表、海外代表、日本の草の根運動の代表が核兵器廃絶への決意を発言します。

 原水爆禁止2014年世界大会は、核兵器のない世界を願う人ならだれでも参加できます。問い合わせ先=世界大会実行委員会 電話 03(5842)6035


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