2014年7月21日(月)
原水爆禁止世界大会 核兵器禁止条約実現へ
国連上級代表・各国大使・外相ら
アンゲラ・ケイン国連軍縮問題担当上級代表が、原水爆禁止2014年世界大会(8月2日から9日まで広島・長崎両市)に参加することが、20日までにわかりました。政府代表では、4月の核不拡散条約(NPT)準備委員会で核兵器全面禁止を主導したオーストリアとインドネシアの大使、マーシャルの外相が初めて世界大会に参加することが決まっています。「核兵器のない世界」の実現へ国際政治を動かそうとしている人たちが一堂に会する歴史的な世界大会です。
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オーストリアは、アレクサンダー・クメント大使、インドネシアは、デスラ・ペルチャヤ国連大使、マーシャル諸島共和国は、トニー・デブルム外務大臣です。
招へいにあたった原水爆禁止日本協議会(日本原水協)の土田弥生事務局次長は、「マーシャルは外務大臣が参加します。かつて、外務大臣が世界大会に参加した例はありません。初参加の3氏と国連代表がそろって世界大会にくるということは、本当に、日本の運動や世論が重要だと考えており、日本の運動と共同を強めようと思っている表れです」と話しています。
政府代表では、駐日キューバ大使館からマルコス・ロドリゲス大使が参加します。そのほか、いくつかの大使館から参加が検討されています。
ケイン上級代表は、8月6日の世界大会広島・閉会総会で演説します。ケイン上級代表は、国連事務総長に代わってメッセージを読み上げます。
8月4日の世界大会広島・開会総会では、インドネシアのデスラ大使らを壇上に迎えた「署名プレゼンテーション」が予定されています。
各地で集めた「核兵器全面禁止のアピール」署名を持ち寄り、中央団体と各都道府県代表が、核兵器廃絶の大波を2015年につなげる決意と経験を交流します。