2014年8月4日(月)
世代つなぎ9条守ろう
横浜 日本母親大会終わる
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第60回日本母親大会は3日、横浜市などで38の分科会が開かれ、子育ての要求や悩み、女性の権利、地位向上、くらしや平和などをテーマに学習・交流しました。2日間で、のべ1万3400人が参加し、幕を閉じました。
「わが子を戦争に行かせません」の分科会では、助言者の太田啓子弁護士が、憲法に関心のない人にも改憲の動きを知ってほしいと憲法の出前講座をカフェや病院などで始めたことを紹介しました。
戦争体験者や各地で憲法を守る運動をしている人たちが「安倍首相がいいと思っている若い美容師とも話し合い、納得してもらった」などと発言。世代をつなぎ、安倍政権の憲法破壊を許さない運動をどう広げていくかを語り合いました。
千葉県佐倉市の平和遺族会の女性(70)は「父はビルマで薬も与えられずに戦死しました。憲法9条は父が残した遺言だと思っています」と語りました。
保育園職員や保護者3人で参加した神奈川県鎌倉市の女性(33)は「保育園の親同士でも憲法について話せる機会をもちたい。憲法カフェができるよう話し合ってみます」と話しました。
来年の第61回大会は8月1、2の両日に神戸市で開かれます。