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2014年8月7日(木)

核兵器は「絶対悪」

―「核抑止力論」をズバリ批判した平和宣言

志位委員長が会見

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 日本共産党の志位和夫委員長は6日、自らも参加した平和記念式典の感想について問われ、「来年のNPT(核不拡散条約)再検討会議で一番の主題になるのは、核兵器禁止条約の国際交渉開始の合意が得られるかどうかです。その最大の障害が『核抑止力論』です。これをズバリ批判する立場の『平和宣言』が出されたのは大変大事だと思って聞きました」と述べました。広島市で記者団に答えました。

 今年の「平和宣言」は、「核兵器禁止条約の交渉開始を求める国際世論を拡大します」「核兵器は決して存在してはならない『絶対悪』であると確信できます。その『絶対悪』による非人道的な脅しで国を守ることを止め、信頼と対話による新たな安全保障の仕組みづくりに全力で取り組んでください」とうたっています。

 志位委員長はこの点をあげて、「いまの核兵器問題の一番の中心点をズバリ明らかにしたもので、感銘を受けました」と語りました。

 志位委員長はまた、安倍政権が集団的自衛権行使を容認したもとで8月6日を迎えたことの所感を問われ、「憲法9条が国連憲章と比較して『恒久平和主義』をさらに発展させたのは、広島と長崎のような惨害をこの地球上のどこでも起こしてはいけないという願いが込められているからです。その9条を破壊しようというのが集団的自衛権です。広島、長崎の平和を願う心に真っ向から逆らう動きで、許すわけにいきません」と厳しく批判しました。

 そのうえで、「『海外で戦争する国』づくりに対する不安と怒りが広がっています。憲法擁護のたたかいや沖縄新基地建設反対のたたかいと『核兵器のない世界』をつくる運動とが合流し合う姿が、この原水爆禁止世界大会でもあらわれたと思います」と語りました。


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