2014年8月10日(日)
原水爆禁止世界大会・長崎
いっせいにVサイン
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民族衣装に身を包んだグアムの代表が「ノー・トゥ・ニュークリア・ウエポン(核兵器はいらない)」「イエス・トゥ・ピース(平和を支持しよう)」とコールすると、参加者2000人がいっせいにVサインしました。
原水爆禁止2014年世界大会・長崎「ナガサキデー集会」が開かれた長崎市公会堂。国内外で活動する反核平和団体の代表らが登壇し、「核兵器のない平和な世界のために」と題して2015年のNPT再検討会議にむけて国際世論を大きく広げる決意を次々に表明しました。
福岡の代表は、地元で「核兵器全面禁止のアピール」署名を集める「6・9行動」が9月で30年を迎えると紹介。「世論を広げる署名の成果をニューヨークに届けよう」と訴えました。
「被爆地・長崎の行動と決意」として、高校生平和大使が核兵器廃絶署名を国連に届ける「高校生一万人活動実行委員会」のメンバーが登壇。被爆3世の女子高校生が「核兵器がなくなる日まで、被爆地長崎から世界に平和への思いを発信し続けます」と語ると、大きな拍手がわきました。
スペシャルプログラム「被爆地長崎から世界へ」では、長崎の被爆者らの訴えに感動が広がります。
11歳で被爆した女性は「あんな地獄はもうごめんです。長崎を最後の被爆地にしましょう」と訴えました。5歳で被爆した長崎原爆被災者協議会の田中重光理事が「核兵器の脅威から人類を解放しよう」と呼びかけると、「よし」の声がかかりました。
山形県の安部三十郎米沢市長が、山形県首長九条の会の代表として「核兵器のない世界を今こそ実現させたい」とのメッセージを寄せました。
冨田宏治国際会議宣言起草委員長(関西学院大学教授)が主催者報告しました。2015年にむけて、すべての国がただちに核兵器禁止条約の交渉を開始することを求める決議「長崎からすべての国の政府への手紙」を採択しました。