2014年9月10日(水)

「核兵器全面廃絶国際デー」

日本原水協２６日全国で取り組み

記念集会・宣伝・リレー署名行動

　原水爆禁止日本協議会（日本原水協）は、２６日の「核兵器全面廃絶国際デー」に全国で行動することを呼びかけています。「核兵器全面廃絶国際デー」は、国連が提唱してことし初めてとりくまれるものです。東京では記念集会が開催され、全国すべての主要都市で原爆展や署名行動をはじめ多様な行動が計画されています。

　「核兵器全面廃絶国際デー」は、昨年１２月の国連総会で採択された決議に盛り込まれ、核兵器完全廃絶を促進するために設けられました。決議は昨年９月２６日に国連総会が初めて開いた核軍縮に関するハイレベル会合の討論を受けたものです。

　東京では２６日午後５時から７時まで、衆院第１議員会館大会議室で、記念集会「被爆７０年へ　被爆者とともに核兵器廃絶を」を開きます。記念スピーチでは、国際政治の場で核兵器廃絶の世論を先導する国々の政府代表と被爆者が発言します。俳優の有馬理恵さんが詩を朗読。意見交流をおこない、被爆国から世界に向けたアピールを採択します。参加費は１０００円です。

　東京では同日正午から午後２時まで、上野公園で「核兵器全面禁止のアピール」署名行動をおこないます。

　全国では、２６日を前後して行動が計画されています。

　大阪では、大阪原水協も加わる「大阪１００万署名推進委員会」が、２２日から２８日を国際デー「週間」として各地域で宣伝などにとりくみます。また、労組・民主団体が２６、２７、２８日の３日間、街頭署名宣伝行動をおこないます。

　神奈川は、全県５０カ所での行動をめざし、２６日には横浜市の桜木町駅前で１００人の宣伝・署名行動をします。兵庫は同日、神戸市の神戸大丸前で５０人以上の宣伝を計画しています。

　岡山は県内１６地域すべてで行動しようと呼びかけています。熊本市では１団体が３０分ずつ担当する「リレー署名行動」。１０００人の署名を達成するまで続けます。宮崎ではコープみやざきの９店舗の店頭を借りて１０００人の署名を目標にとりくみます。原爆写真展も各地で企画されています。

　日本原水協は、「核兵器全面廃絶国際デー」は、原水爆禁止２０１４年世界大会を受けて、来年４月末からニューヨークで開かれる核不拡散条約（ＮＰＴ）再検討会議、同年８月の広島・長崎被爆７０年に向けて全国で行動と共同を強める最初のステップだとしています。