2014年9月10日(水)
国連総長が激励の手紙 原水爆禁止世界大会実行委に
“核兵器なくす パートナーだ”
国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長はこのほど、原水爆禁止世界大会実行委員会運営委員会代表の高草木博氏(原水爆禁止日本協議会代表理事)が送った手紙にこたえ、核兵器のない世界に向けて活動する日本の草の根の運動に感謝し、激励する手紙をよせました。
高草木氏は、8月に開かれた原水爆禁止2014年世界大会に潘氏がメッセージをよせ、アンゲラ・ケイン軍縮問題担当上級代表が国連を代表して参加したことに感謝する手紙を送っていました。潘氏がよせた手紙は3日付。全文を紹介します。
親愛なタカさん、
原水爆禁止2014年世界大会への私のメッセージが歓迎されたこと、および、大会が採択した諸文書について知らせてくださった2014年8月22日付のあなたの手紙に感謝します。
核兵器のない世界を達成するために、とりわけ2015年の広島・長崎の被爆70年に向かって運動に弾みをつけようとするみなさんの活動について知り、深く励まされています。多くの課題に直面するなかですが、私は核兵器のない世界を達成するために加盟国や市民社会とともに活動し、努力を続ける決意です。
国連は、あなたのようなリーダーや原水爆禁止世界大会のメンバーのような市民社会の団体が、より平和で安全な世界のためにパートナーとして私たちとともに活動されていることに感謝しています。
国連はこれからも平和と核兵器のない世界を強く求め続けるでしょう。同じ目標のために活動するみなさんの決意に拍手を送ります。