2014年9月14日(日)
開門求め署名開始
「全国の問題」訴え
長崎・諫早
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国営諫早湾干拓事業潮受け堤防排水門(長崎県諫早市)の開門を求める全国署名の開始へ、「諫早湾開門署名全国キャンペーン キックオフ長崎集会」が13日、同事務局により、長崎市で開かれました。約120人が集まり、日本共産党の仁比聡平参院議員も参加しました。
北海道自然保護協会副会長・日本海洋学会会員の佐々木克之氏の開門調査の必要性を語る講演があり、石木ダム建設絶対反対同盟から、連帯のあいさつがありました。
「よみがえれ!有明訴訟」弁護団長の馬奈木昭雄氏は「『国が勝つ最高裁判決』を官僚は待つと言っている。国民の税金でギャンブルをするつもりか」と国の態度を批判。「諫早だけの問題ではなく全国の問題。国民主権をかけた、たたかいだ」と呼びかけました。
署名は、(1)漁業被害は深刻化するばかり。開門なくして有明海再生なし(2)万全の対策を施した段階的開門が、農業と漁業の両立による新たな地域再生につながる(3)確定した司法判断に国が従わないことは、法秩序と裁判制度の崩壊を招く(4)国の怠慢で制裁金を払い続けることは税金の無駄遣い―の4点を強調。署名用紙による署名以外にも、インターネット署名サイトからも署名ができます。目標は2万人で、1次提出は12月の予定。開門が実現するまで続ける見通しです。
集会終了後、参加者らは、初めての街頭署名に立ちました。