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2014年9月22日(月)

建設残土で健康被害

大阪・河南町 辰巳参院議員 住民と懇談

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(写真)現地を調査する辰巳氏(右)と力武町議=21日、大阪府河南町

 日本共産党の辰巳孝太郎参院議員は21日、力武清河南町議とともに、大阪府河南町下河内の建設残土による造成工事現場を調査しました。騒音・振動、土砂の粉じんによる家屋や車の汚れ、せき込みなど健康被害が発生しており、住民から聞き取りを行いました。

 建設工事で発生する土砂や汚泥などの「建設残土」は、廃棄物処理法の対象となっていないため、土地造成の名目で有害物質を含んだ廃棄物混じりの土砂が建設残土と称して不法に埋め立てられている事態が各地で起きています。

 河南町の造成工事は2年前から始まり、今回被害を訴えている住民には説明会もなかったといいます。

 住民との懇談では、5歳と3歳の子どもを持つ母親が「子どもは慢性的な気管支炎が続いている」と話し、「せきをしだしたら嘔吐(おうと)するまで止まらない」と訴えました。

 周辺自治会が行ったアンケートには「子どもがよく目が痛いと言っている」「アレルギーの季節に関係なくせきが出る」「砂ぼこりが多くのどの痛みがある」など健康被害を訴える声が寄せられているとの報告がありました。

 辰巳氏は「粉じん被害は明らかです。解決へ国に働きかけるなどみなさんの力になれるように頑張りたい」と話しました。力武氏は「健康被害については町の責任で調査させたい」と述べました。


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