2014年9月26日(金)
リニア 残土置き場に不安
辰巳議員ら静岡視察 山間部住民ら訴え
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日本共産党国会議員団のリニア中央新幹線問題プロジェクトチームの辰巳孝太郎参院議員は24日、静岡県山間部(南アルプス)に入り、リニアの残土置き場などがつくられる玄関口に当たる静岡市葵区井川地区で井川自治会連合会の栗下浩信会長らと懇談しました。
穀田恵二、佐々木憲昭、井上哲士、市田忠義の各議員秘書や、もり大介党県議予定候補、党地方議員、地元の住民運動家らが同行しました。
JR東海は県内の工事で出る残土置き場を大井川の河原中心に設定しています。そのうちの一つに燕沢(つばくろさわ)があります。栗下氏は「一番捨ててほしくない所」と指摘しました。静岡新聞によると、JR東海は高さ50メートル、延長1キロにわたって置く予定だとしています。燕沢は両側から土砂が崩れてできた扇状地です。「土砂崩れでもあれば、川をせき止めることになり大変」と栗下氏は訴えました。
さらに、狭い山道に大型車が入ることや、700人ほどの作業員の宿舎の防災、治安への不安も口にしました。懇談の中では「具体的な情報をJRが出さないのでどうなるのかわからない」と繰り返し住民が訴えました。辰巳氏は「無謀な計画がよりはっきりした。国会に声を届け、ただしていきたい」と約束しました。
25日は、大井川上流部に進み、残土置き場予定地を視察する予定でしたが、落石による通行止めがあり、断念しました。行動は26日までの予定です。