2014年10月23日(木)
日本の農業・主食守れ
米価暴落 農民・消費者がデモ
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米価が暴落している問題で、農民や労働者、女性団体が共同で22日、国会請願行動を行いました。冷たい雨の中、トラクターや軽トラックを連ねて約250人が参加し、「日本の農業・主食を守れ」と訴えました。全労連、全農協労連、新日本婦人の会、農民連が呼びかけたものです。
日比谷公園霞門前での出発集会で、白石淳一農民連会長は、ミネラルウオーターより安い米価に暴落しているとのべ、「肥料代も払えず、農村では対策を求める切実な声が湧き起こっている。生産コストを償える政治を求める」と訴えました。
全労連の小田川義和議長も「国民生活を壊す構造改革、規制緩和の政治をすすめる安倍内閣を打倒する運動を広げよう」と決意表明。新日本婦人の会の笠井貴美代会長は「米作りが続けられないと困るのは私たち消費者。アメリカでも暴落対策をしている。国民的共同で日本農業を守りましょう」と呼びかけました。
デモに参加した東京都の女性(39)は「安全でおいしいお米がどうなるのか。若い人が農業をあきらめたと聞くと不安になります。農業を守る政治を実現したい」と語りました。
日本共産党の国会議員団がデモを激励。要請集会では、紙智子参院議員が国会情勢を報告しました。