2014年11月5日(水)
米国務長官 気候変動「即時行動」を
IPCC報告書 各国閣僚が表明
【ワシントン=島田峰隆】国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第5次統合報告書について、ケリー米国務長官は2日、「肝心な点は、地球が人間の活動により温暖化し、被害がすでに目に見えているということであり、その対策には野心的で、断固とした、即時の行動が必要だということだ」と表明しました。
同日発表した報道機関向け声明でケリー氏は、「イデオロギーや政治をめぐる議論で立ち往生すればするほど、行動しないことに伴う代償は大きくなっていく」と強調。「この報告書が明確に示した科学の結果を無視したり異議を唱えたりする人は、われわれやその子ども、孫までを重大な危険にさらしている」と批判しました。