2014年11月12日(水)
米価下落 国の早急対策必要
参院農水委 紙氏「見通し示せ」
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日本共産党の紙智子議員は6日の参院農林水産委員会で、国が早急に米価下落対策を打ち出すよう西川公也農水相に求めました。
農水省が発表(10月30日)した2014年産米相対取引価格(産地と卸間の取引価格)は、全銘柄平均60キロあたり1万2481円で、前年比16・1%減となっています。
紙氏は「06年以降最安値になっている。実勢取引も同じ水準の引き下げだ」と指摘。「緊急の対策が必要だ。(西川農水相は)最終的な収量は12月末をめどに確定するというが、農家は年内にも支払いがあり、それでは遅すぎる。生産者は一日も早く見通しを示してほしいと思っている」と指摘しました。
西川農水相は、現行の収入減少影響緩和対策などを示した上で、「他に何ができるか与党でも議論している。現場の声にも耳を傾け、適切に対応していきたい」と新たな対策を立てることを示唆しました。
紙氏は農協や自治体の独自支援策を紹介。「国としても、(過剰米を)市場隔離で買い取りするなど緊急の支援策を打ち出すべきだ」と求めました。