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2014年12月3日(水)

アベノミクスで大もうけ 自動車業界 自民へ献金大幅増

自工会8000万 トヨタ6000万

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 安倍政権の経済政策「アベノミクス」による円安進行で、業績が好調な自動車業界が、自民党の企業・団体献金の受け皿である「国民政治協会」(国政協)への献金を前年より大幅に増やしていたことが2013年分の政治資金収支報告書でわかりました。

 政治資金収支報告書によると、一般社団法人「日本自動車工業会」(自工会)は、国政協への献金額トップの8040万円。前年の1・33倍、2010万円増やしました。

 14年3月期で6年ぶりに最高益を記録したトヨタ自動車(6440万円、1・25倍)のほか、日産自動車(2900万円、1・41倍)ホンダ(2500万円、1・39倍)など、自工会会員メーカーも大幅に増やしています。(表参照)

 自工会と各メーカーの合計は、3億65万円で、前年より約8000万円増やしました。これは、自民党が政権から下野する前年にあたる08年(2億9730万円)の水準に戻ったことになります。

 安倍政権との連携強化を目指す経団連は今年、会員企業・団体に対する政治献金の呼びかけを5年ぶりに再開しました。ゼネコンの業界団体・日本建設業連合会の会員企業も前年比倍増の1億2600万円を国政協に献金していました(本紙11月29日付)が、業界団体の自民党への献金は、庶民を置き去りにした「利益誘導型政治」がいっそう加速することになります。

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