2015年1月26日(月)
水俣病 体調日々悪化
全被害者救済求め集会
熊本
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水俣病不知火患者会は25日、熊本県津奈木町で、2015年新春総決起集会を開きました。「ノーモア・ミナマタ第2次訴訟」の原告・弁護団、支援者ら450人が参加し、「すべての水俣病被害者救済への道筋をつける飛躍の年に」とする集会宣言を採択しました。
開会あいさつで大石利生会長は「第2次訴訟」が新潟、東京、大阪、熊本の各地裁で行われ、たたかいは全国に広がっていると報告。現状については、「救済を待つ被害者の体調は日に日に悪化している」と述べ、「問題の解決と早急な治療の実施など、救済を他の被害者団体とも協力して求めたい」と訴えました。
大阪府東大阪市からかけつけた近畿原告団の小野智恵子さん(67)=熊本県八代市出身=は「生家の鮮魚店は被害の広がりで小学3年の時に廃業。その後、家族はバラバラで暮らした」といい、「(加害企業)チッソは健康だけでなく、家族の幸せまで奪った」と話しました。
参加者は「団結ガンバロー」を唱和し、すべての被害者救済を勝ち取るまでたたかい抜く決意を固め合いました。
日本共産党の日高伸哉熊本県委員長が連帯あいさつし、「恒久的救済制度の実現に力を合わせたたかう」と述べました。水俣病被害者互助会の谷洋一事務局長もあいさつしました。